日立建機株式会社
　柴田　祥吾 様　生産技術統括部　組立グループ
　杉野　宏樹 様　生産技術統括部　龍ケ崎合理化グループ
　松本　隼門 様　機器生産技術部　合理化グループ
　佐々倉高志 様　生産技術統括部　企画部（推進ご担当者）　※以降敬称略
に、「CPE資格取得」の背景やご活用についてお伺いしました。
（聞き手：日本能率協会　資格制度事務局　国部）

柴田 様

杉野 様

松本 様

佐々倉 様

CPEで「広い視野、客観的思考、的確な手順」を獲得！

国部
CPE合格の前後で感じる変化があったらご紹介いただけますか。

杉野
生産技術は幅広い領域にわたります。CPEのテキストにはその全体を俯瞰した内容が記載されています。広範にわたる内容を学習したことで、溶接の設備導入をメインに担当していた視野がグッと広がったと思います。前後工程の役割や使命を学べたのも大きかったですね。

国部
具体的に役立った事例があれば是非教えてください。

杉野
例えば他部署からの要望も、前後工程への理解が深まったことで納得し、理解しやすくなった。こうした感覚はありますね。

松本
CPEのテキストには幅広く大所からの視点が示されています。自身の業務には工場の再編なども含まれますが、感覚的に捉えていたサプライチェーンの一連の流れについても、基本的な考え方、基礎を学べるため非常に役立っています。

国部
是非詳しく教えてください。

松本
他社からの「こうしたほうが良いよね。」という感覚的な話に対しても、基礎に基づいた一般的な考え方や客観的な効果を提示しやすくなりました。工場再編を考える際、適切な集約を図るうえでも、感覚的に行うのではなく、CPEで学んだ普遍的な考え方を応用し対応できると考えています。

柴田
CPEを学ぶ前は、プロジェクトを進めるうえで次に何をすべきか、そのプロセスで悩むこともありました。CPEのテキストには大きな取り組みの中で踏むべき手順が明確に説明されています。今では迷いなく次に自身が取り組むべきことに集中できるようになりました。この点は非常に有意義だと感じます。

国部
ありがたいお言葉です。

柴田
加えて、プロジェクトを推進するうえでは幹部への報告が必要となります。デザインレビューを行い広く関係部門に説明する場面もあります。その席で質問やコメントが提示された際、その背景を汲み取りやすくなりました。円滑なコミュニケーションを図れるようになった点は実務に活かされていると思います。

杉野
私も、視野が広がったことで幹部への説明がしやすくなったと感じますね。また、新たなメンバーが加わった際もCPEの学びを活かして対応できていると思います。

国部
生産技術には開発や技術系など他部署からの異動もあるのですか？

佐々倉
ありますね。中途採用のケースもあります。

国部
そうした方にはある程度生産技術での経験を積んでいただいたうえでCPEの受験を勧めている形ですか？

佐々倉
そうですね。生産技術の経験が浅い方にとってCPEは少しハードルが高いかなと感じます。弊社では、生産技術の経験とスキルを持つ係長クラスの方がマネージャーに昇進する前のタイミングで受験を勧めています。

国部
次のマネジメントを担う方にCPEを推奨してくださっているのですね。

※以降「日立建機 インタビューその７」に続く