CPE生産技術者マネジメント資格は、生産技術者として必要とされるマネジメントスキルの能力をより明確にするために、
2019年1月期の試験から名称が「CPE」から「CPE-B級」に変わります。
「CPE-ME」は、2019年11月期の試験より、「CPE-A級」とし、生産技術分野のプロフェッショナルとしての総括的なマネジメントを身に付けていることを証明します。
※すでにお持ちいただいている資格の価値が変わることはございません。
日立建機 インタビューその1|イントロダクション
日立建機株式会社
柴田 祥吾 様 生産技術統括部 組立グループ
杉野 宏樹 様 生産技術統括部 龍ケ崎合理化グループ
松本 隼門 様 機器生産技術部 合理化グループ
佐々倉高志 様 生産技術統括部 企画部(推進ご担当者) ※以降敬称略
に、「CPE資格取得」の背景やご活用についてお伺いしました。
(聞き手:日本能率協会 資格制度事務局 国部)
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イントロダクション
■企業紹介
弊社は1970年設立の建設機械メーカーです。
Reliable Orangeと呼んでいる鮮やかなオレンジ色の車体が特徴の建設機械を製造・販売しています。
新車販売だけではなく、部品サービス、レンタル・中古車事業、使用済みの部品や本体の再生事業、マイニング機械のアフターサービスなどを通してお客さまの機械の一生を様々な手段でサポートしています。
「当社の事業は世の中に必要不可欠なエッセンシャルビジネスであるということ」を常に意識し、グローバルな社会課題の解決に貢献しながら持続可能な社会の実現をめざしています。
国部
まずは現在のお立場やお役割について教えてください。
佐々倉
私は生産技術統括部の企画部に所属しており、生産技術部門の人財育成を担当しています。人財育成の施策の一つとしてCPE導入を推進しています。
国部
今の業務には何年ほど従事されているのですか?
佐々倉
3年前に異動して現在の職務に就きました。
柴田
私は、中型油圧ショベルの組立ラインのライン設計と設備導入を担当しています。以前は生産調達領域の横断的な改善を担う部門に所属していました。当該部門で5年ほど従事した後、生産技術部門へ異動して8年目です。
国部
具体的にはどのような業務に従事しているのですか?
柴田
組立ラインを構成する設備を揃えたり、床面の舗装から周辺のインフラ設備の更新まで担っています。組立に必要な特殊な工具(例:高トルクのボルトの締め付けツール)を選定し現場に導入する業務から、クレーンの入れ替えまで幅広く行っています。
杉野
私は、タイヤ付き建設機械であるホイールローダの溶接工程のライン設計や設備導入を担っています。入社以来、生産技術部門に所属し、3~4年は塗装領域、その後溶接を担当しています。
国部
一貫して生産技術畑を歩んでいらっしゃるのですね。
杉野
はい。日々のこまごまとした現場改善への要望に応える仕事から始まり、経験を積んだのち、溶接ロボットの導入や自動化の検証を担うようになりました。
松本
私は入社16年となります。現在、超大型油圧ショベルの減速機のコンポーネント、およびホイールローダ用のコンポーネント製作に関わる工程・ライン設計と設備導入を担当しています。
国部
以前はどのような業務を担当されていたのですか?
松本
中型関係の小さな部品から、トランスミッションまで製品の違いはありますが、入社以来16年間、一貫して機械加工の生産技術領域で従事しています。
国部
松本さんも一貫して生産技術畑で経験を積んでいらしたのですね。
松本
日々の現場改善を担う係や、鉄の材料から歯車を作り上げる工程設計を担う係を経て、現在は設備投資関係を担っています。将来的なライン改善を見込んだ設備投資やレイアウト変更など、先を見据えた業務を担当しています。
※以降「日立建機 インタビューその2」に続く