CPE生産技術者マネジメント資格は、生産技術者として必要とされるマネジメントスキルの能力をより明確にするために、
2019年1月期の試験から名称が「CPE」から「CPE-B級」に変わります。
「CPE-ME」は、2019年11月期の試験より、「CPE-A級」とし、生産技術分野のプロフェッショナルとしての総括的なマネジメントを身に付けていることを証明します。
※すでにお持ちいただいている資格の価値が変わることはございません。
日立建機 インタビューその5|合否を分ける“残りの1/2”とは⁈
日立建機株式会社
柴田 祥吾 様 生産技術統括部 組立グループ
杉野 宏樹 様 生産技術統括部 龍ケ崎合理化グループ
松本 隼門 様 機器生産技術部 合理化グループ
佐々倉高志 様 生産技術統括部 企画部(推進ご担当者) ※以降敬称略
に、「CPE資格取得」の背景やご活用についてお伺いしました。
(聞き手:日本能率協会 資格制度事務局 国部)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
合否を分ける“残りの1/2”とは⁈
国部
実際の試験はいかがでしたか?
杉野
単語を問われるような質問形式ではないため、内容をしっかり理解しておくことが必要だと感じました。幅広い領域にわたりテキストを十分に読み込んだうえで試験に臨むことが肝要ですね。
柴田
試験自体はとても難しかった記憶があります。4つの選択肢の中から正/誤を選ぶタイプの設問でしたが、予想以上に惑わせる選択肢が多く、即座に正答が選べない難しさがありました。テキストを読み込み勉強したつもりでしたが、比較的難易度の高い試験だと感じました。
佐々倉
同感ですね。設問自体が難しいというより、正答を選ぶのが難しいと言うべきでしょうか。二択までは絞り込めるのですが、最後の二分の一の選択が合っているか間違っているかで合否が分かれる気がします。
国部
なるほど。
佐々倉
我流で覚えてきてしまった知識により、解答を誤ったケースも多いと思います。受験者の中にはどこが間違っていたのかわからない、自信をもって解答したのに思ったより点数が取れなかったという方もいました。
松本
私も全く同感です。二択までは絞り込めるのですが「自分はこう思っている」との自負が実は間違っていた問題もありました。これまでの自分の考え方は一般的な考えとは違っていたのだなと改めて学んだ面もありました。
柴田
確かに。「誤」を選択する設問で、最後に残った二つとも合っているのでは?と感じ、正解が選べない難しさはありました。合否が判明した折りはハラハラしましたね。
杉野
私も選択肢として「絶対にこれだ」との確信を持てない問題がかなり多かったため、もっとテキストを読み込まなければならなかったと感じました。
国部
皆様同様の感想をお持ちなのですね。
柴田
我流で自分は良いと思っていたが、一般的な対応策とは異なっていた。この認識を得るところがまずはスタートだと感じます。
国部
そこから始まると。
国部
佐々倉さんはCPEを推進するお立場からB級のみならずA級にも合格されています。A級試験に対する率直な感想があれば是非教えてください。
佐々倉
B級は知識力を問われる試験ですが、A級は状況判断が求められるケーススタディ中心の設問となります。B級で正しい知識を得たうえで、自分の過去の経験や考えが活かせる試験だと思います。自分の考えや判断は間違っていなかったとの自信も得られます。A級は非常に面白いのでB級取得者の方には是非挑戦してほしいですね。
松本
B級合格後、A級の受験までに必要な経験年数、または何年以内に受験しなければならない等の規定はあるのですか?
国部
年数の規定は設けておりませんので、是非皆様のチャレンジをお待ちしております。
※以降「日立建機 インタビューその6」に続く