CPE生産技術者マネジメント資格は、生産技術者として必要とされるマネジメントスキルの能力をより明確にするために、
2019年1月期の試験から名称が「CPE」から「CPE-B級」に変わります。
「CPE-ME」は、2019年11月期の試験より、「CPE-A級」とし、生産技術分野のプロフェッショナルとしての総括的なマネジメントを身に付けていることを証明します。
※すでにお持ちいただいている資格の価値が変わることはございません。
日立建機 インタビューその4|集中して読破!毎日コツコツ。勉強方法は十人十色。
日立建機株式会社
柴田 祥吾 様 生産技術統括部 組立グループ
杉野 宏樹 様 生産技術統括部 龍ケ崎合理化グループ
松本 隼門 様 機器生産技術部 合理化グループ
佐々倉高志 様 生産技術統括部 企画部(推進ご担当者) ※以降敬称略
に、「CPE資格取得」の背景やご活用についてお伺いしました。
(聞き手:日本能率協会 資格制度事務局 国部)
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集中して読破!毎日コツコツ。勉強方法は十人十色。
国部
単刀直入に伺います。CPE試験に向けた勉強にはご苦労もありましたか?
松本
会社では日々の業務があり、家族を持つ身でもあるため、仕事とプライベートの合間を縫って勉強時間を確保するのは苦労しましたね。
柴田
同じですね。私は休日の勉強時間確保がなかなか難しかったため、電車通勤の時間を活用しました。片道約20分、往復で約40分、毎日テキストを読み込む。平日に勉強を積み重ねる方法を自分に課していました。
国部
テキストが厚く重いため持ち運びも大変だったのではないですか?
柴田
そうですね。一冊ずつ攻略する方法で、今月はこのテキスト、次はこちら、と決めて臨みました。
国部
どれほどの期間をかけて試験に臨んだのですか?
松本
2ヵ月ほどだったと思います。最初に、合格に必要な勉強時間をインターネットで調べ、そこから時間の割り振りを考えていきました。
国部
逆算されたのですね。
松本
毎日30分でも寝る前にテキストを読もうと決め、加えて週末は子供のお昼寝の時間を使って勉強しました。学習時間をカウントしながら進めました。
杉野
私も学習期間は2ヵ月ほどだったと思います。CPEの導入直後で受験者が少ない中、企画部から勉強法をアドバイスしてもらったり、上司も進捗を気にかけてくれました。試験ではどのような設問になるのか、不安に思いながらテキストを勉強していました。
国部
どのような勉強方法を取ったのですか?
杉野
帰宅後「今日はこのテキストを読もう」と対象を一冊絞り、集中して読み進め、それを何日か繰り返しました。流れを把握するよう心掛けながら読み重ねました。
国部
皆さん工夫を凝らして勉強時間を確保されたのですね。
柴田
受験候補者に対しては、最初に企画部主導でガイダンスが開かれます。受験への道のりや、既受験者が語る合格に至る所要勉強期間の目安など、知り得る情報は一通り全て共有してくれます。それを基に自己学習を進めました。
佐々倉
まさにこのインタビュー記事から大事なポイントをピックアップし、ガイダンス資料にまとめ「合格には40時間ほどの勉強は必要ですよ」などの学習方法や試験の概要について事前に説明しています。
国部
心強いサポートですね。そのガイダンスには一回何名ほどの参加があるのですか?
佐々倉
上・下期ごとに基本10名ずつ募集しますので、そのメンバーが対象となります。今のところ各期とも10名以上の応募があるため、12~3名に対してガイダンスを行ったうえで学習に臨んでもらっています。
国部
御社の中でもCPEの認知度や関心が高まっているのですね。
杉野
そうですね。周りにも受験者が増えてきている肌感覚があります。私が受験したのが、弊社として初回の挑戦時だったため、当時近くに受験者がいませんでした。土浦工場には相当数いましたが、私の所属する龍ケ崎工場では私だけでした。
国部
そうでしたか。
杉野
思い返せば効率の悪い勉強方法だったなと感じます。今は2回目、3回目と受験機会が継続しています。弊社ではテキストを会社の共有財産として受験者に貸与するため、私から受験者にテキストを渡せる時は「この内容は押さえておいたほうがいいよ。」と過去問的な情報を多少伝えています。
佐々倉
嬉しいですね。先輩から後輩へ大切な情報を引き継いでいく。このような運用ができるとよいなと思っていました。
国部
御社では何セットほどのテキストを共有いただいているのですか?
佐々倉
原則として各部署に1セット配布していますので、20セットほどのテキストを保有しています。
国部
部署にあるテキストを必要に応じて見返せるようになっているのですね。
杉野
日常業務の中で生じる疑問に対して「テキストにはどのように書いてあったかな?」と立ち返ることはありますね。
松本
テキストのある拠点を訪れた際、確認することもできます。
※以降「日立建機 インタビューその5」に続く