CPE生産技術者マネジメント資格は、生産技術者として必要とされるマネジメントスキルの能力をより明確にするために、
2019年1月期の試験から名称が「CPE」から「CPE-B級」に変わります。
「CPE-ME」は、2019年11月期の試験より、「CPE-A級」とし、生産技術分野のプロフェッショナルとしての総括的なマネジメントを身に付けていることを証明します。
※すでにお持ちいただいている資格の価値が変わることはございません。
トヨタ自動車 小形様 インタビューその3|どのように勉強し、CPE試験に合格したのか?
(聞き手:日本能率協会 CPE事務局 勝田健太郎)
どのように勉強し、CPE試験に合格したのか?
勝田
CPE資格の勉強期間や受験時など、障害や障壁となるようなことはありましたか。
小形
1月にCPE試験に合格してすぐに、11月のCPE-ME試験を受けようと思いテキストを購入して勉強を開始したのですが、5月に新領域に異動することになりまして。製品の勉強に加えて、自身にとっては未知の領域の新しいチームをまとめなくてはならなくなったので、CPE-MEの学習と両立させることが大変でした。
平日は遅くまで業務があったので、勉強時間を確保することに一番苦労しました。
勝田
CPEとCPE−ME は、それぞれ同じような方法で勉強されたのですか。
小形
CPEは、事前対策セミナーで出題傾向がなんとなくわかっていましたので、そこを頼りにさせていただきました。
ですが、CPE-MEは過去問も対策セミナーもなかったので、どのような形式で出題されるのか全くわかりませんでした。
CPE-MEの勉強では、スマホの単語カードアプリに自分で作った問題を入力して、勉強していました。
問題を見たあと、パッとめくると裏に答えが書いてあるようなアプリで、それを使って隙間時間に勉強できるようにしました。
勝田
CPE-ME試験の勉強では、ご自身で問題集を作られたということですが、どのくらいの時間勉強されたのですか。
小形
勉強時間集計のアプリも使っていたので記録があるのですが、1月から11月まで学習した時間は200時間くらいですかね。
勝田
ご自身で作られた問題は、何問ぐらい作られたのですか。
小形
単語カードで何千という数ですね。
CPE試験の時の印象では、プロセスの並び順に関する問題が難しかったので、そういった問題を重点的に作っていきました。
しかしテキストも3回くらい繰り返し読んだころには、絶対出題のなさそうな細かい部分まで、趣味のように単語カードを作っていました。
例えばナレッジマネジメントの分野では、何年に誰が何という理論を提唱したなど、興味があるところは全部単語カードに入れて覚えました。
予想通り、その辺は試験には全く出ませんでしたけど(笑)
勝田
勉強を楽しまれていたのですね。
そのように気持ちが高ぶってきたというのは、実際の業務との関連性が高いということもあるのでしょうか。
小形
やはり業務で実践できることが多くあり、テキストを実務の指標としても読んでいたので、歴史的にどのような流れで生産技術マネジメントが進化してきたのか、そういうところにも興味が出てきました。
そういう意味では、業務以外でも使える豆知識としてもいろいろと勉強しましたね。
ちなみにCPE-MEの試験は、CPEと同様4つの選択肢から回答する出題形式なのですが、1つ1つの問題と選択肢がかなりの長文で読解に時間がかかるので、時間的にかなり焦らされます。
問題の傾向としては、プロジェクトを進めていく中で、自分が経営側の立場だとしたらどう判断するかという問題が多いので、そのような目線で学習を進めると良いと思います。