CPE生産技術者マネジメント資格は、生産技術者として必要とされるマネジメントスキルの能力をより明確にするために、
2019年1月期の試験から名称が「CPE」から「CPE-B級」に変わります。
「CPE-ME」は、2019年11月期の試験より、「CPE-A級」とし、生産技術分野のプロフェッショナルとしての総括的なマネジメントを身に付けていることを証明します。
※すでにお持ちいただいている資格の価値が変わることはございません。
JVCケンウッド/JVCケンウッド山形インタビューその3|山形でのCPE先行導入、最初に感じたこととは
株式会社JVCケンウッド
SCM部 生産戦略グループ グループ長 伊藤様
SCM部 生産戦略グループ 参事 佐藤様
株式会社JVCケンウッド山形
技術部 部長 斎藤様
3名に、インタビューを行いました。
(聞き手:日本能率協会 資格制度事務局 中本)
山形でのCPE先行導入、最初に感じたこととは
中本
本社に先立って、斎藤さんがJVCケンウッド山形で既にCPEを導入されていたというのは、非常に興味深いです。
斎藤
もう10年ぐらい前でしょうか、私がCPEを受けたのは確か2010年だったと思います。当時の上司からCPEの事を聞き、「受けてみないか」と勧められたのがきっかけでした。
2年ほど、品質保証部門も経験しながら、入社からかれこれ28~29年、生産技術部門で働いてきました。
自分のスキルがどの程度なのか、興味があったので、受けてみました。
私たちが実際にやっていた生産技術の範囲が非常に狭く、こんなことでは世の中に通用しないという思いを持ちました。
以来、私たちの部署では毎年教育訓練の予算をもらって受験しています。
中本
CPE資格制度が始まったのは2009年です。
山形では2010年の段階でその情報を入手していただき、受験をスタートさせていたのですね。
斎藤
そうです。とにかく、出題範囲がとても広かったのに苦労しましたが、非常に体系だった生産技術の学習ができました。
中本
ご自身がCPEを勉強してみて良いと思った部分、抵抗を感じた部分はどこにありましたか。
斎藤
まず、抵抗を感じた部分からお話しします。
とにかく生産技術者に求められるスキルの範囲が広いことです。私たちが現場で進めていたことが全体のごく一部でしかありません。範囲が広いうえにスキルの数も多かったので、少し抵抗を覚えました。
中本
生産技術者としてのキャリアの中であまり触れてこなかった領域はありましたか。
斎藤
例えば調達です。金型もそうです。
プロセスもオペレーションだけでなく、イノベーション的なものが求められます。まさにものづくりの要の業務、ポジションだということをCPEの学習を通じて痛感しました。