CPE生産技術者マネジメント資格は、生産技術者として必要とされるマネジメントスキルの能力をより明確にするために、
2019年1月期の試験から名称が「CPE」から「CPE-B級」に変わります。
「CPE-ME」は、2019年11月期の試験より、「CPE-A級」とし、生産技術分野のプロフェッショナルとしての総括的なマネジメントを身に付けていることを証明します。
※すでにお持ちいただいている資格の価値が変わることはございません。
NECインタビューその1|NECものづくり統括本部の役割とは?
(聞き手:日本能率協会 CPE事務局 中川雅志)
NECものづくり統括本部の役割とは?
中川
本日は、2015年7月度CPE試験に合格なさった、NECの小田さんと吉田さんにインタビューをさせていただきます。
まず、小田さんから、現在のご担当されている業務についてお聞かせください。
小田
私はものづくり統括本部という部署におります。
CPEのホームページに、弊社久保田のインタビュー記事が載っているかと思いますが、久保田が本部長として統括している部門です。
部門の役割としては、先端生産技術、基盤生産技術の研究開発に加え、先端製品技術、基盤製品技術、物流、工務も含めた、NECのものづくりを統括するような部門です。
その中で、私は生産技術の開発で、設備を設計して、現場まで落とし込むようなところまで担当しております。
中川
海外も含めた、NECの工場全体が顧客というイメージでしょうか。
小田
主に国内の生産拠点を対象としていますね。
中川
ありがとうございます。
続いて、吉田さんのお話をうかがいたいと思います。
吉田
私も同じく、ものづくり統括本部におります。
私は、実際の生産技術的な要素開発ではなくて、各ビジネスユニットが開発するハードウェアの開発力強化を担当しています。
専門は構造設計というメカ関係の仕事で、それを全社の開発力強化にどのように繋げ高めるかというグループにいます。
生産技術的な要素というよりも、開発寄りに近い業務ですね。
中川
ハードウェアの開発力強化とのことですが、どのような商品が対象となるのでしょうか。
吉田
NECは今、社会インフラ関係で商品提供をしております。
社会インフラ系ハードウェアと云っても幅があり、例えば、無線基地局という携帯の無線機器、無線通信インフラで利用されているPASOLINKなども含まれます。
そして、それを直接開発するのではなく、開発するための環境をどうやって強化するかに携わっている感じです。
そういう意味では、現在CPEの対象としている生産技術に直接関わっているわけではありません。
中川
開発する方々の環境を整えるのですね。
事業部の方から依頼があったときに対応するのですか。
吉田
依頼を受けてから対応するのではなく、我々である程度の方向性をつけて、それに対して様々な施策を打ち、それを紹介して使っていただくかたちになりますね。
事業部は様々な施策を取捨選択しながら、自分達で環境構築し、製品開発のレベルアップを図る、という形になります。