CPE生産技術者マネジメント資格は、生産技術者として必要とされるマネジメントスキルの能力をより明確にするために、
2019年1月期の試験から名称が「CPE」から「CPE-B級」に変わります。
「CPE-ME」は、2019年11月期の試験より、「CPE-A級」とし、生産技術分野のプロフェッショナルとしての総括的なマネジメントを身に付けていることを証明します。
※すでにお持ちいただいている資格の価値が変わることはございません。
NECインタビューその4|生産技術者とグローバル化との関係性とは?
(聞き手:CPE事務局 安部武一郎)
ものづくりのグローバル化について
安部:
日本の生産技術の考え方のベースには、前後工程に配慮して業務をすすめられるメンタリティがあると思うのですが、この考え方を海外の生産拠点でも適用できるか、という点について考えをお聞かせください。
久保田:
グローバル化のどこにガバナンスの基準を持つか、製品のローカル化の程度はどうか、といったことによると思いますね。
つまりケースバイケースです。
例えばデジタル機器などは、EMSのように生産技術開発を1ヶ所で集中して行い、それを海外に転写し易いですよね。
安部:
CPE-MEの試験範囲となるフロントローディングの考え方も絡んできますね。
久保田:
バリューチェーンのメリットを活かすにはフロントローディングの考え方は避けて通れないですよ。 どこかで差異化を図らないと競争に勝てません。
安部:
海外での生産品質が向上しているという印象はありますか?
久保田:
一般論ですが、海外への技術流出という点では、日本はガードが低いのではないでしょうか。
一回流出したら日本が10年で築いたことを3年で追いつかれた例もある。
生産技術者マネジメントガイドは翻訳しないで欲しいですね(笑)。