CPE生産技術者マネジメント資格は、生産技術者として必要とされるマネジメントスキルの能力をより明確にするために、 2019年1月期の試験から名称が「CPE」から「CPE-B級」に変わります。
「CPE-ME」は、2019年11月期の試験より、「CPE-A級」とし、生産技術分野のプロフェッショナルとしての総括的なマネジメントを身に付けていることを証明します。
※すでにお持ちいただいている資格の価値が変わることはございません。

CPE公式ガイド改訂インタビューその2 | 初版(2009年版)との違いとは?

CPE公式ガイド改版について、執筆・監修いただいた日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタントの石田さん、石山さん、野元さんにお話を伺いました。(以下敬称略)

2009年版との違いとは?

安部
初版が2009年で、大きな改訂としては今回が初めてです。
初版発行にあたっても、お三方には執筆にご尽力をいただきました。
当時と比べてどのような変更があったのかコメントお願いいたします。

(石田さん)

(石田さん)

石田
生産プロセス設計のところですが、講座やセミナーをやっていくなかで、知識もそうですが実務寄りのことも、どうしたら良いか?悩んでおられる受講者が結構多いというのがわかってきて、少し実務に近いような事例やフォーマットを入れていきました。

単に資格というわけではなく、実務に役立つというところが2009年版とは違うところです。
もうひとつは、先程もありましたが時流で変わってきているものですね。
IoTやシステム化なども変わった部分だと思います。

石山
維持管理、改善のところに関しては最近話題になっているIoTの活用で、生産管理や在庫管理のデータ収集からその活用の仕方についてや、改善活動の中でどのように現場からデータを収集していくのか、特に設備管理だと、予知保全などについても新しくセンサーを使ったものも出てきているので、改訂させていただいています。
またマスカスタマイゼーションへの対応ということで、かなり個別の生産が今後起きてくる可能性もありますので、そのあたりも少し改訂の中に入れて、全体の2割くらいの内容が変わっています。

野元
2009年頃に比べて日本の製造業が大きく変わったところは、今お話もありましたがIoTとグローバル化です。
日本の企業が様々な工場を海外に建て始めましたから、そこでいかに生産技術者の人達が活躍するかということが非常に重要だと思います。

なおかつここ数年は、先進企業は生産技術もローカライズしようということで、ローカルメンバーの育成なども生産技術者でやっていかなければなりません。
よって生産技術のメンバーが自らグローバル人材となってローカルを立ち上げる、ローカルのメンバーを育てるということも今回は追記しています。

それから開発設計の連携に関して、今までよりもフロントローディングして、コンカレント・エンジニアリング、デザインフォーマニュファクチュアリング、デザインフォーテスティング、CAEを駆使するなどが現在の時流としてあると思います。
その辺りを記述させていただきました。

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